卓越した発明力と起業家精神が高く評価される

ハンス・ベッコフ、「最も成功したイノベーション実績」部門でルドルフ・ディーゼル・メダルを受賞

産業オートメーション分野の技術企業、ベッコフオートメーション(本社:ドイツ・フェアル)の創業者兼マネージングディレクターであるハンス・ベッコフは、権威あるルドルフ・ディーゼル・メダルを受賞しました。2025年7月10日にアウクスブルクのMANミュージアムで開催された授賞式において、「最も成功したイノベーション実績」部門でこの名誉ある賞を受賞しました。このメダルは、ハンスの卓越した技術的ビジョンと、オートメーション分野への先駆的な貢献を称えるものです。

ルドルフ・ディーゼル・メダルは、欧州における先駆的な業績を讃える、最も権威と歴史ある賞のひとつです。ドイツにおけるイノベーション文化の重要性を認め、発明力と起業家精神を讃える賞です。この賞は、ドイツ発明協会(Deutsche Institut für Erfindungswesen, D.I.E. e.V.)が授与しており、生活の質の向上や繁栄、そしてドイツのイノベーション文化の維持を通じて社会に大きく貢献し、次世代のエンジニアや起業家に刺激を与えた人物や企業を称えます。

ハンス・ベッコフ産業界を切り拓くイノベーションの先駆者

ルドルフ・ディーゼル理事会は、約60名の世界的な中堅企業の技術担当役員および経営担当役員で構成され、ハンス・ベッコフを、企業理念と強い社会貢献活動を通じてルドルフ・ディーゼル・メダルの価値を体現する先見性あふれる先駆者として評価しました。審査委員会は、ハンス・ベッコフを「最も成功したイノベーション実績」部門で表彰しました。この部門は、革新的な手腕と、企業が経済に及ぼす総合的な影響に焦点を当てています。

1980年の創業以来、ベッコフの企業理念は一貫して技術革新に反映されており、その発明の多くがオートメーション分野における世界標準へと成長し、長きにわたり業界に影響を与え続けてきました。

ハンスは1985年にPC制御のコンセプトによってオートメーションのパラダイムシフトをもたらし、1986年には産業用PCを市場投入しました。この技術は従来の制御概念を根本から覆し、ファミリー企業の同社を中堅・中小企業(SME)分野における主要なプレーヤーへと押し上げました。技術革新に対するたゆまぬ取り組みと、先見の明あるアイデアを商業的成功へと結びつける能力により、ベッコフは自動化分野における主要な技術メーカへと成長しました。ハンスは常に革新的なソリューションで業界を牽引し、IT技術のオートメーションへの統合を促進する新基準を打ち立てています。ベッコフオートメーションは現在、世界41か国に拠点を展開し、従業員数は約5,300名、2024年の年間売上高は11.7億ユーロを達し、グローバル企業としての成長を遂げています。

ベルリンのシュタインバイス大学で総合ビジネス革新戦略を教授し、ディーゼルメダル理事会の科学顧問を務めるグンター・ヘル博士は、この45年間の成功は、ハンスの技術者として、また起業家としての先見の明、先駆的な思想、たゆまぬ創造力の賜物であると述べています。ハンスは、人間中心の価値観に支えられ、何よりも信頼と革新への勇気を特徴とする、創業者主導の企業を築き上げました。ベッコフは、PC制御技術によって、オートメーションを社会のさまざまな分野における基盤技術として確立し、常に業界全体の性能限界を押し広げています。

ベッコフの技術は、ハードウェアではなくソフトウェアを基盤とした制御技術、ITとオートメーション技術の高度な統合、超高速かつ高い信頼性を誇る通信技術、最適化されたドライブ技術、そしてAIの深い統合を特徴としています。ベッコフの技術は、最新の機械や建物、各種の技術プロセス、科学実験、大規模な舞台演出など、幅広い分野の制御において、世界各国の多くの顧客に活用されています。

「発明は楽しい」── 次世代へのメッセージ

ハンス・ベッコフは、受賞にあたり次のように述べています。「とても光栄に思いますし、この栄誉を与えてくださった評議員会に感謝しています。1980年の創業以来、私たちは毎年先進的な技術を発表し、5〜7年ごとに市場に真の技術革新をもたらすことを目指してきました。私は45年間、この指針を堅持してきました。」 そして、先駆者であり続けることについて、次のように述べました。「世界は広く、多様性に富んだ空間であり、多くのチャンスを与えてくれます。言うは易く、行うは難しではありますが、起業家として皆さんがすべきは、チャンスをつかみ、先進的な技術やトレンドを認識し、自らの発明により進歩を生み出すことです。我々の革新的な精神と、そこから生まれた技術を誇りに思います。」 また、授賞式のスピーチで、ハンスは次のように述べました。「この受賞は、私一人ではなく、ベッコフの全社員を代表して受賞するものです。600名を超える開発者と製品マネージャが、日々、研究・開発業務に取り組み、次世代の高度なオートメーション製品の創出を目指しています。世界各国の2,000名を超える従業員が、お客様と緊密に連携し、ユーザをサポートし、ご要望やニーズに丁寧に耳を傾けています。そのため、お客様は製品に対するフィードバックや独自のアイデアを通じて、発明型企業としての当社の成功に大きく貢献してくださっています。この協力的なパートナーシップこそが私たちの強みであり、大きな喜びをもたらしてくれます。」 現在、ハンスは“Automation Brain”と題したプロジェクトに取り組んでおり、機械に知性や人格をもたせる、次世代の自動化技術の実現を目指しています。「オートメーションには、まだまだ革新の可能性があります。」とハンスは強調します。また、次世代のエンジニアたちに次のようにエールを送っています。「発明は楽しい。アイデアが形になった時や、何かが初めてうまく動作した瞬間は、とても感動的な経験です。その瞬間だけでも大きな価値があります。発明をあきらめず継続してください。」

Silke Franke

Silke Franke
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