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ベッコフの地域貢献

ベッコフはオートメーションのリーディングカンパニーとして、社会のさらなる発展と進歩に貢献するため日々取り組んでいます。PCベース制御はお客様に省資源かつ効率的に商品を生産する手段を提供し、世界的な人口増加により高まる生産需要に持続的に対応します。さらに、ベッコフの製品は発電や上下水道システムなどのインフラ関連事業でも採用されています。PCベース制御によって製薬会社は重要な医薬品、ワクチン、診断テストキットを高品質かつ安全に製造できます。医療の分野では、ベッコフ製品を使用した装置が病気の早期発見や、患者の早期回復に貢献しています。

ベッコフは、人と人とのつながりを大切にし、地球環境に貢献するファミリー企業でもあります。私たちの信念を社会貢献というかたちで実践し、会社の枠を超えて伝えていきたいと考えています。ベッコフが同じ信念を分かち合うことのできるさまざまなプロジェクトをサポートしているのは、このためです。

コミュニティの活性化

Heimathaus in Verl (フェアルの家) : ドイツ本社があるフェアルのプロジェクトは特に私たちにとって身近なものです。地元住民のために、この地域をより魅力的なものにするために活動しています。
Heimathaus in Verl (フェアルの家) : ドイツ本社があるフェアルのプロジェクトは特に私たちにとって身近なものです。地元住民のために、この地域をより魅力的なものにするために活動しています。

ベッコフは、発祥の地であるヴェストファーレン東部に深く根差しています。地域コミュニティのさまざまなプロジェクトや、協会、組織だけでなく、数多くのレクリエーションや社会的、文化的機関も支援しています。これにより多彩で多様な社会を確かなものにし、コミュニティのつながりを強くし、豊かな教育を実現し、日常生活と地域全体を活性化します。これには、学校や幼稚園、スポーツクラブや劇場、コンサートなどの支援も含まれます。

世界中のベッコフ支社も同様に、地域社会に根差して地元のプロジェクトや組織をサポートし、地域社会とのつながりを強化しています。

学習プログラム:次世代の才能を育てる

ベッコフ本社のあるドイツのフェアルでは、毎年、約60名の若者を迎えて実務統合型の学習プログラムを開催しています。
ベッコフ本社のあるドイツのフェアルでは、毎年、約60名の若者を迎えて実務統合型の学習プログラムを開催しています。

ベッコフ哲学において若い才能を育成することは非常に重要です。質の高い教育は若者に未来を切り開くチャンスと可能性の扉を開きます。これは、若者ひとりひとりの成功の鍵であり、もっと大きな視点でみれば、社会をより価値のあるものにするための鍵です。グローバル企業であるベッコフは、若者にダイナミックな職場環境でさまざまな学習プログラムを開催し、将来への幅広い選択肢を提供しています。

フェアルの本社では9種類のインターンプログラムを提供しています。Hochschule Bielefeld - University of Applied Sciences and Arts (HSBI)のギュータースローキャンパスとの協力により、4種類の学位コースにおいて実践に即したエンジニアリングトレーニングを開催しています。ベッコフは若者が実践的なトレーニングを受けることが重要であると考えます。これによって、若者はプロジェクトにかかわりながら、理論的な知識を実践することができます。プログラムを修了した後、ベッコフの新人従業員には、長期的で興味深いキャリアの選択肢が用意されています。

このような若者の育成には地元大学との協力が必要不可欠です。協力関係を維持するためにベッコフは学術研究に投資し、ビーレフェルト応用科学大学と10年以上にわたり協力関係を構築してきました。具体的にはギュータースローキャンパスのオートメーション技術分野における3つの研究室に資金協力しています。また、中小企業の競争力を強化するために、ビーレフェルト大学におけるファミリー企業経営の研究にも協力しています。ドイツ国内だけでなく、世界各国の拠点でインターンシップを開催し、若者にベッコフとオートメーション技術について学ぶ機会を提供しています。

パートナーシップ: 企業の枠組みを超えた取り組み

EMO 2019で「NachwuchsstiftungMaschinenbau」(若手技術者財団)ブースに展示されたベッコフ製品
EMO 2019で「NachwuchsstiftungMaschinenbau」(若手技術者財団)ブースに展示されたベッコフ製品

ベッコフはグローバル企業です。そのため、私たちの技術や事業活動は、常に技術的あるいは政治的な変化の影響を受けます。ベッコフが政治家や協会、組織と継続的に対話しているのはそのためです。私たちは彼らの提案を取り入れ、考慮したうえで実際の行動に反映しています。ベッコフは、参加者全員にとっての成功と目標達成を目指した対話を重視しています。

よりよい社会のための技術開発という観点で、オートメーション技術、マイクロシステム技術、情報通信技術などのトピックについて議論します。これには、持続可能性や気候保護、エネルギーだけでなく、人々の健康やモビリティ、安全などの重要かつ幅広い問題が含まれます。人事や人材育成など社内の問題も私たちにとって重要です。Acatech、Stifterverband、 ZVEI、 VDMA、 VDI、 VDE、 IEC、 IEEEなどの協会や連盟との学術的な交流を通じて、ベッコフは技術的、社会的、経済的、科学的条件の形成を支援し、イノベーションを推進します。 "it's OWL" (Intelligent Technical Systems OstWestfalenLippe) Leading-Edge Clusterは、ベッコフ本社があるヴェストファーレン東部における重要なパートナーです。また大学や研究機関でのプロジェクトも支援しています。最後に、VDMA 「Nachwuchsstiftung Maschinenbau」(若手技術者財団)などの協会や財団と協力して専門性の高いエンジニア育成のための教育プロジェクトを企画しています。

タンザニアMpanda Ndogo郡で St. John Paul II Junior Seminaryを開校

ベッコフのサポートでタンザニアのMpanda Ndogo郡の少年たちは教育を享受し、よりよい未来を切り開くことができます。
ベッコフのサポートでタンザニアのMpanda Ndogo郡の少年たちは教育を享受し、よりよい未来を切り開くことができます。

タンザニアは世界最貧国の1つです。2022年現在、ドイツの2.6倍の国土に約6150万人が生活しています。人口は急増しており、国連は2040年までに1億2000万人にのぼると推測しています。現在、タンザニアの人口の43%は15歳未満です。人口の64%が農村部に住み、電気が使用できる世帯は25%未満です。人口の65%以上が農業で生計をたてています。世界銀行の基準によると人口の25%が1日あたり1.90 USドル以内で生活しなければならず、貧しい国であるとみなされています。

私たちはタンザニアの若者のよりよい未来のために教育の機会を提供したいと考えています。フェアル出身のWalter Lükewille神父 (1930-2015)もまた同じように自分にその責務を課しました。彼はElisabeth Beckhoff (1924-2013)の友人でした。Elisabeth Beckhoffは、夫のArnoldとともに1953年にElektro Beckhoff社を設立していました。Walter Lükewille神父はタンザニアで宣教師として45年以上務め、ドイツ帰国後もタンザニア西部でのプロジェクトに従事し続けました。

私たちは、Elisabeth Beckhoffの主導で2005年からMpanda教区における複数のプロジェクトを支援してきました。その一例が、2009年からベッコフが資金の大部分を支援しているMpanda Ndogo郡のカトリック中等学校、St. John Paul II Junior Seminaryの建設です。2014年に開校してからも、ベッコフがインフラの拡充を支援し続けたことにより360名の生徒を恒久的に収容し、生徒1人当たり年間330ユーロの学費負担で学べるようになりました。

St. John Paul II Junior Seminaryについて さらに詳しく

レソトSemonkong村の地域プロジェクト

レソトでは地元の人々が自立して食糧を確保できるように、農業と畜産の訓練プロジェクトに取り組んでいます。
レソトでは地元の人々が自立して食糧を確保できるように、農業と畜産の訓練プロジェクトに取り組んでいます。

レソトの領土は周囲を南アフリカに囲まれています。アフリカ大陸南部に位置するこの小さな国には約200万人の人々が住み、地理的に標高が高いことから「キングダム・イン・ザ・スカイ(空の王国)」と呼ばれています。レソトは人間開発指数で191ヶ国中、168位にランクしています。失業率が高く、人口のほとんどが農業で生計をたてています。

私たちはMaseru地方のSemonkong村で、地域の人々が自立した生活が送れるようにさまざまなプロジェクトを支援しています。特に将来的に地域の農業が発展することを目指して支援しています。この目的を実現するため、Semonkongの住人に農業の重要な基礎について教育しています。住人はボランティアとともに畑の給水に取り組んだり、新しい植栽方法や収穫方法を実践したりしています。また、獣医サービスにより、村民の家畜の健康を維持し、牛、馬、羊、山羊、ロバ、鶏の畜産に関する知識を提供しています。私たちの資金は、家畜用のワクチンを提供し、獣医の治療費に充てられています。

また、地元の孤児院やさまざまな年齢の子ともたちが通うSemonkong 学校も支援しています。この支援により、子供たちに日々の食事と教材を提供し、建物のメンテナンスも行っています。

SC Verl

SC Verl最初のチームは2020年、ドイツ3部リーグへの昇格を達成しました。 © Sportclub Verl
SC Verl最初のチームは2020年、ドイツ3部リーグへの昇格を達成しました。
© Sportclub Verl

フェアルとサッカーは長い間、フェアルとオートメーション技術と同じように密接に関係してきました。The Sportclub Verl von 1924 e. V. には100年ものクラブの歴史があります。ベッコフ家は1970年代の初めからこのクラブと密接な関係があります。SC Verlの最初のチームは2008年以来、Regional League Westのセミプロレベルで継続的にプレーしています。2020/21シーズンのプレーオフでは、SC Verlがドイツ3部リーグへの昇格を果たしました。

ベッコフは、他の地元中堅企業とともにスポンサーとしてクラブを支援しています。スポンサーの支援をうけSC Verlはパフォーマンス志向のサッカーに加えて、草の根スポーツの分野でもさまざまな機会を提供しています。クラブとそのスポンサーにとって周辺地域のすべての子供たちがサッカーをプレーできることが重要です。ミニサッカーからAユースまで、男の子も女の子も参加できるパフォーマンス志向のサッカーとレジャーサッカーの両方があります。私たちはサッカーを通してフェアルの友好関係とスポーツマンシップを促進したいと思います。

そしてもちろんベッコフ一家はサッカーに情熱を注いでいます! Hans Beckhoff、 Frederike Beckhoff、 Johannes Beckhoff、 Arno Beckhoff、 Stefan Beckhoff、 Thomas Beckhoff、 Michael Beckhoff 、Jan Beckhoffは全員、さまざまな時期にさまざまなポジションで、そして素晴らしい才能で(ただし成功の程度はさまざまですが)、同クラブでプレーしていました。

毎年恒例のBeckhoff Cupでは20の企業チームから最高のチームを決定します!

Sportclub Verlについて: 詳細はこちら